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コミックゼノンを刊行するコアミックス社が運営するマンガアプリ「マンガほっと」は、同社看板作品の『北斗の拳』『シティーハンター』シリーズの他、『ワカコ酒』『モブ子の恋』など新しいヒット作品も掲載しています。
 

 

 

その中で、第3話で誰もが知るあの男が出たあたりから、徐々に様々な箇所で話題になった作品がありました。
それが今回ご紹介する漫画『終末のワルキューレ』です。
 

バトル漫画は、キャラをいかに強く、魅力的に描くかが鍵です。


この作品で戦う者たちは、誰もが知る歴史上の偉人であり最初から強いことがわかっているので、その設定を存分にいかし、滾るバトルを繰り返すことが約束されています。

 

バトル漫画好きには楽しみな作品です!

 

 

 

『終末のワルキューレ』とは?

あらすじ

全世界の神VS偉人、武人、傑人!!!!地上で横暴を極める人類に対し、神々は人類の滅亡を決定する。
その決定を覆すべく選ばれたのは人類史上最強、13人の戦士たち。

神々とのタイマン13番勝負に勝ち、人類を存続させることは出来るのか!?
第一回戦は北欧神話最強「トール神」VS三国志最強「呂布奉先」!

人類存亡を賭けた戦いが、今始まる!!

 

と、紹介される本作品は、
『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の原作者・梅村真也先生と、『ケルベロス』のフクイタクミ先生、『嶌国のスバル』の作画担当・アジチカ先生の実力派3人による作品です。

 

1000年に一度行われる神々の会議「人類存亡会議」の中で、地球を汚す人類に愛想をつかした神々は「人類滅亡」を決議しようとしていました。

そんななか、半分神様半分人間という半神ワルキューレの長姉・ブリュンヒルデが会議に提案したのは、神VS人類最終闘争…すなわちラグナロクによって、人類存亡を決めるバトルです。
 

神にとって、人類など取るに足らない相手です。最初は取り合うこともなかった神々たちを、戦いに赴く気持ちに変えさせた一言は、半神とはいえ神の眷属たるワルキューレが発したこの一言でした。

 

突然危うさ全開となる戦乙女・ブリュンヒルデ
©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/NSP 2017

 

この一言を皮切りに、さっきまでの余裕はどこへやら。会議に参加する満場の神々たちがブチ切れます。
怒れる神々の声を聞き、その長たるゼウスもまた最高にブチ切れることで、ラグナロクの開催が決定しました。

 

こうして、自らを創造した神々との戦いに臨むことになった人類の命運は?
そして、この戦いを始めようとしたブリュンヒルデの真意とは?

 

少しの謎と、どうなるかわからないワクワク感を残しながら、物語は急展開していきます。
 

『終末のワルキューレ』キャラクター紹介


【 ゼウス 】
1000年に1度の神々の最高会議ヴァルハラ評議会の議長にして、全ての神の頂点に君臨する神の中の神。
神にしては、底の知れない昏さを目の中に持ち、かなり怒りっぽい。父と戦い勝つことによって今の地位を得たが、その戦闘力は神々の中でも最高峰のもの。ペットはドラゴン。

 

 

【 ブリュンヒルデ 】
戦いの女神ワルキューレ13姉妹の長姉。
半分神様、半分人間という半神という立場にありながら、人類滅亡が決まりかけた会議で神々にラグナロクをけしかける。その動機は今のところ謎。ワルキューレ13姉妹は、神々の持つ圧倒的武器である「神器」に人類を対抗させるため、彼女たちの肉体を捧げ神器を作る、神器錬成を行う。長姉ブリュンヒルデは美人ではあるが、ところどころ危ない性格を垣間見せる。
 

【 トール 】
ラグナロクにおける神々の先鋒。
北欧の最強神にして雷神。ありとあらゆる攻撃を受け止められるという「鉄の手套(ヤールングレイプル)」と、神々を恐れさせた霧の巨人軍団をもせん滅した「闘神の雷槌(トールハンマー)」をあやつる。戦いの神だが、自分の第一撃をしのいだ者が一人もいないため、常に退屈している。
 

 

【 呂布奉先 】
ラグナロクにおける人類の先鋒。
三国志の英雄にして、人類最強の声も名高い武人。中国史においても神とも崇められる関羽雲長をして、総合力ではともかく、武力においては呂布こそ最高と言わしめる。生を受けて以来最強を追い求め戦い続けるが、自分より強いものはいないという世界に飽き、英雄曹操と戦った際にさしたる抵抗もせずに捕縛され、退屈しながら自らの首をはねさせたという。

 

『終末のワルキューレ』の見どころ

 

人類の存亡がかかるラグナロクは、神と人類が13本勝負で戦うというものです。

 

©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/NSP 2017

 

神々にもギリシャ神話、北欧神話などには強そうな神がたくさんいますが、人類の中で最強の戦闘力を持つものと言えばそれは誰でしょう。

まずは、そこを考えるのが楽しいところでしょう。

 

人類の先鋒は、三国志最強にして最狂の武人、呂布奉先(りょふほうせん)です。

応援には桃園の誓いで有名な英雄、劉備、関羽、張飛。そして、生前は呂布に振り回されっぱなしで大変苦労した呂布軍団軍師・陳宮公台(ちんきゅうこうだい)。

 

死に際までかなり呂布に苦労させられたはずなんですが、ここでも兵士たちと一緒に男泣きで呂布についていき、大応援団を形成しています。
彼らの応援にも押されながら、戦いの場に出てくる呂布の神々しさたるや、尋常の迫力ではありません。

 

筆者は無類の武将・三国志好きですが、この登場シーンは今年最高にあがるシーンでした。何度読んでも男子の何かが心にグッとこみ上げる感じが止まりません。

今回もこの紹介文を描くためにこのシーンを何度も読むことになったのですが、テンションがわけのわからないレベルで上がってしまい、自らを鎮めるのが大変でした。
 

 

上のコマが、呂布に苦労させられた軍司陳宮さん。
死後もまだまだついていきます。
©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/NSP 2017
©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/NSP 2017

 

その人類最強呂布奉先の相手は、北欧の最強神・トールです。

こちらは、日本においては神様そのものより、その武器雷槌「ミョルニル」とともに繰り出される必殺技「トールハンマー」のほうが有名でしょうか。

 

北欧神話系雷属性攻撃&武器として、ファイナルファンタジーや銀河英雄伝説をはじめ様々な作品に登場します。その必殺技「トールハンマー」の威力は圧倒的です。人間代表呂布は大丈夫なのでしょうか。

 

序盤から最強技、雷槌ミョルニルの真価を発揮したトールハンマー
©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/NSP 2017

 

先鋒同士の戦いは、バトルマニアックな2人らしい戦いとして展開していきます。

そして、気になるのはこの先、13本勝負の人類代表は誰なのか?第1巻の終わりには、全て明らかになります。

 

出てくる代表たちの名前は、なるほどという名前から、どうやって戦うの?という不思議な偉人たちです。

(武将に限らないのが面白いところです。)

 

この後も、こうしたバトルが続いていくのか?それとも、知的バトルなど、単純な戦い以外の展開もあるのか?

もしかすると、この先の展開が意外な方向に転ぶ可能性もあって楽しみなのですが、それはともかく第1巻の盛り上がりは近年稀にみるバトル漫画の立ち上がりでした。

 

最初からおもしろい上に、いきなりフルスロットルということを見事にやりきっている『終末のワルキューレ』今年一番のおすすめバトル漫画と言えると思います。

続きが楽しみなところです。

 

文:菊池(@t_kikuchi

 

 

終末のワルキューレ 1 (ゼノンコミックス)
著者:アジチカ
出版社:徳間書店
販売日:2018-05-19
終末のワルキューレ 2 (ゼノンコミックス)
著者:アジチカ
出版社:徳間書店
販売日:2018-09-20

 

 

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『終末のワルキューレ』もありますので、ぜひ他の作品と一緒に読んでみてください!

 

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