TOP > マンガ新聞レビュー部 > ロックやってる奴って、キモかっこいい⁉ 「好き!」...

ロック好きな高校生が、ピュアな思いで音楽やバンド活動に魅了されていく青春ストーリーである『ロッキンユー!!!』。

 

なぜだろう、このマンガ(とくに第2巻)を読んでいたら涙がじわり…。心が乾いていたのか、「好き!」「これがやりたい!」と、声を大にして貫くのって難しいと考える社会人になってしまったのだろうか、私は。

 

ロッキンユー!!! 2 (ジャンプコミックス)
無料試し読み
著者:石川 香織
出版社:集英社
販売日:2018-11-02

 

高校の部活レクリエーションで、地味で暗いアキラがひとりで演奏した音楽「ロック」。


ただモテたいだけで部活を探していた主人公(?)たかしは、想定外にその演奏に心を奪われてロック研究会に入部する。

 

「研究会」から「同好会」への昇格を目指し、アキラとたかしは校内でゲリラライブを敢行。


その後、ドラマーとしてひろき、その親友・リョウマがベーシストとして加入。4人集まったところで軽音の甲子園的フェスへ応募、初音源制作へ…。

 

■社会人も共感する描写

 

『ロッキンユー!!!』は、高校生の青春ストーリーではあるが、大人にも当てはまるリアルが描かれているように思う。

 

本当にやりたいことなんてないと思ったのに見つけたときの衝撃。こいつとは合わないだろうと思ったのに話してみたら意気投合!だったときの驚き。自分の「好き」を変えられず、その「好き」を一緒にできる仲間を見つけたときの嬉しさ。こうしたことは、高校生も社会人も関係ないだろう。

 

それにしても、音楽をやってる人々って、自分の技量、楽曲、立ち位置等には妥協をせず、どこまでも貪欲で一生満足しないんじゃないかというパワーを持っているのではないか。そして自分の道を誰よりも信じているのではないかという気がしてならない。

 

■自分の「好き!」に正直に

 

私は今とくにV系が好きだ。大御所、若手、国内外といった枠に囚われず、多くのライブやフェスに参加したり、好きなバンドのストーリーを読み、時折音楽の記事も書いてきたので、関係者からの話を聞いたりもしている。

 

ただ音楽が好きという気持ちと、メジャーデビュー、そしてテッペンを取りたいというだけで、苦労しながらも音楽活動を続けてきたバンドが、ビジネスというレールに乗った途端に、歯車が噛み合わなくなって解散なんていう話もあるあるだ。

 

ゆえに、大人の事情なしに「ロックが好きっ!バンドやりたいっ!」という思いだけで真っ直ぐに突き進むこの作品の登場人物たちの姿に爽やかさを感じる。

 

「若い時はよかったよなー」と、自らの青春時代を回想するだけでなく、現在やりたいことがあるのに何かが足枷になり、踏み出せない大人たちはアクションを起こしたい気持ちになる作品だと私は思う。

 

 

 

 

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