TOP > マンガ新聞レビュー部 > 祝!電子版配信記念!『ゲッチューまごころ便』が僕達...

みなさんにも

「青春の一冊」

ってのがきっとあると思います。

 

僕にもご多分に漏れず、そんな「青春の一冊」が腐るほどあるんですけど、そんな中から本日はこちらの作品『ゲッチューまごころ便』をご紹介したいと思います。

 

ゲッチューまごころ便 1 (少年チャンピオン・コミックス)
著者:緋采俊樹
出版社:秋田書店
販売日:2018-11-08

 

この作品は、1998年から2001年まで『週刊少年チャンピオン』誌上で連載された、緋采俊樹センセイの代表作です。

 

余談ですが緋采俊樹センセイは、名作『フルアヘッド!ココ 』の米原秀幸センセイのアシスタントをされていました。

さらに余談ですが、僕が『ゲッチューまごころ便』の舞台である東京都府中市でお仕事してた頃に、米原センセイのスタジオにちょくちょく出前を運んだりしていたという、どうでもいいエピソードがあったりもします。

 

さて、話を戻して、本作は中小宅配業者である「まごころ便」を起点に、そこの跡取り息子・後藤紅男(ごとうべにお)と周囲の人たちがおりなす、時にバカバカしく時に涙を誘うような人情コメディドラマになっています。

 

当時はようやくインターネットが普及し始めた頃の作品です。

現代のように、ECサイトやメ○カリ、ヤ○オクなど、個人間での取り引きがなかった時代。

それでも宅配業者というのは、いつもの時代も忙しいものです。それはもう魂が抜けるかのごとくに。

 

主人公の紅男は、このまごころ便の“次期社長”。

万年人手不足の家業を助けるため、学校と仕事の両立に苦心したり、ライバル業者とのまさに“死闘”を繰り広げます。

えぇ、まさに死闘ですね。

 

仕事は過酷。

周りからもパワハラなんてものじゃない程の仕打ちを受けながら、それでも紅男は笑顔で

 

「荷物を待っている人たち」

 

のために、今日も街を駆け巡ります。

たとえ留年をしようとも。

 

作品のメインとなるのは、キレのあるギャグが多いのですが、そのギャグのキレも素晴らしいです。

さらにそんな中に必ずグッと来るような感動エピソードを入れてきたりと、ジェットコースターのように楽しめる作品だと思いますし、何より多くのキャラクターがいわゆるキャラ立ちしているのも見逃せません。

 

この頃のチャンピオンは結構尖った作品が多かったように思うんですけど、そんな中で埋もれることもなく、全17巻、足掛け3年を駆け抜けた人気作品でした。

 

長らく電子化もされず、最後に紅男たちが姿を見せたのは、チャンピオン40周年記念の企画で読み切りが乗った2009年のことでした。

そこからさらに10年近くの時を経て、先日11月8日に電子化され、各電子書籍配信サイト等で配信がスタートされました。

 

どんなに時代が変わっても、贈り物には誰かから誰かへの気持ちがいっぱいに込められているものです。

 

こういう作品に、多感な時期に出逢えたのは僕にとって非常に幸せなことでした。

 

心と心を繋ぐ、まごころ運ぶ「まごころ便」に、あなたもこの機会にぜひ触れてみませんか?

 

緋采俊樹センセイのその他の作品

『ひもろぎ守護神』や、先程のゲッチューの読み切りが収録されている『MOB~私立宝蔵学園萌え部~』も同時に配信されてますのでぜひ!

 

ゲッチューまごころ便 1 (少年チャンピオン・コミックス)
著者:緋采俊樹
出版社:秋田書店
販売日:2018-11-08

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