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「自分へのご褒美」

 

なんて言葉を初めて耳にしたのは、いつのことだろうか?

普段頑張ってるから今日だけは特別な買い物をしよう。普段よりちょっといいものを食べよう。

 

まぁ体のいい言い訳なんですけど、なんとも言えない高揚感を煽りますよね?

 

食べることと言えば、子どものころは子どものころで、好きなものを食べられなかったような経験を皆さんもしたことがあると思います。

苦手な食べ物も多かった、なんて人も多いのではないでしょうか?

 

逆に大人になると、子どものころに食べられなかった食べ物が食べられるようになったり、

なんならその食べ物の「美味しさ」に目覚めることも多いですよね。

子どものころは食べさせてもらえなかったものも食べられるのが、大人の特権です。

 

なぜなら大人になって、一生懸命働いてお金を稼いだからです。

 

 

さて前置きはこの辺りにしておいて、本日ご紹介する作品はこちら『給料日のグルメ』です。

 

給料日のグルメ 1
著者:楠本哲
出版社:日本文芸社
販売日:2018-10-29

 

 

“給料日”

 

あぁなんて僕たちの心をくすぐる甘美な響きでしょう。

苦しみも、耐えがたき日々も、全て洗い流してくれる日、そうそれが“給料日”。

そんな“給料日”にだけ許された至福の時、それがこの作品には詰まっています。

 

とある会社の総務部に勤める神藤(しんどう)は、仕事の出来る真面目な男。

プライベートでは綺麗な奥様がいて、産まれたばかりの双子の子どもたちを授かり、幸せではあるものの毎日を質素倹約に勤めてきました。

 

そんな彼に、ある日奥様から

「給料日くらいは羽を伸ばして来ていいよ」

とありがたいお言葉が。

なんて良い奥様なんだ!感動した。

 

といういきさつを経て、神藤は月に一度だけ“給料日”の日に

『普段できない贅沢を1万円以内で。』

という独自のグルメルールのもと、洋食から、中華に和食とちょっとだけ豪華な食事を堪能します。

 

洋食屋ではジャンボエビフライを

河豚屋で刺身にてっさ、ヒレ酒を

中華料理屋では冷やし中華

グルメ漫画の定番蕎麦屋回では天蕎麦を日本酒と一緒に

 

さらに憧れのTボーンステーキや各地のおでん、もつ焼きに鰻と、月に一度だけの“給料日グルメ”という贅沢を楽しみます。

 

そんな機会を作ってくれた奥様とのデート回もあったりして、僕たちのおなかの虫を刺激しまくってきます。

 

それにしても『漫画ゴラク』でのお食事漫画は外れがないですね。

本誌では泉昌之センセイの『食の軍師』に、テレビドラマも好評の『江戸前の旬』やラズウェル細木センセイの『酒のほそ道』。

web連載の『これ喰ってシメ!』や『めし婚』『姫野さん、くいだおれる。』『車窓のグルメ~駅弁でカンパイ~』など、たくさんあるのに全部面白いです。

 

食べることは僕たち人間にとって根源的な大事なことです。

何を誰とどう食べるか?はとても大切なことです。

グルメ漫画も多種多様ですが、ほとんどの漫画は説教臭いわけでもなく、食べることをポジティブに楽しむ作品です。

 

いろんな豆知識も得られますから、お値段以上の価値があるのでオススメです。

 

今作もまだ1巻が発売されたばかりですし読みやすいので、ぜひ手に取っていただければと思います。

 

 

給料日のグルメ 1
著者:楠本哲
出版社:日本文芸社
販売日:2018-10-29

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