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映画マンガレビューと言えば森本!

 

なんとなくそんな雰囲気が出来てきていると思わせている感覚があります。

映画レビューを主なテーマに描かれた漫画作品は

 

・『木根さんの一人でキネマ』(アサイ/白泉社)

・『シネマこんぷれっくす!』(ビリー/KADOKAWA)

・『怒りのロードショー』(マクレーン/KADOKAWA)

・『邦画プレゼン女子高生 邦キチ映画!映子さん』(服部昇大/集英社)

・『私と彼女のお泊り映画』(安田剛助/新潮社)

 

なんかがありますが、今作『映画大好きポンポさん』は映画を撮る側の物語になります。

 

映画大好きポンポさん2 (MFC ジーンピクシブシリーズ)
著者:杉谷 庄吾【人間プラモ】
出版社:KADOKAWA / メディアファクトリー
販売日:2018-09-27

 

前巻で天才プロデューサーポンポさんに見いだされ監督作品を大ヒットさせ、映画監督としてのキャリアを華々しくスターとさせたジーン監督。
彼の元に、ヒット作の続編映画のオファーが舞い込む。はたしてどんな作品になったのか?

 

以上が第2巻の物語の導入部です。

今作は二段仕立てになっていて前半はこの続編を作るお話し、そして後半はそこから起こった事件とその顛末のお話です。

 

 

映画の世界、マンガの世界、ゲームの世界、小説なんかもですね、ヒットした作品の“パート2”問題は良く議論に上がるトピックスの一つですね。

 

“続編“と一口に言っても色々ありますが、元々続編有りきで作られるような作品

(例えば作中でも語られているように『ハリーポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』なんかがこれに当てはまります)

よりも、やっぱり多いのは“大ヒットした作品の続編”です。

『ダイハード』や『ターミネーター』とかがそうですし、『アナコンダ』とか『ピラニア』とか、レンタルビデオ屋さんなんかに行くと続編ものがたくさん並んでます。

 

勘のいい方はピンときてお分かりかと思いますが、そうです今巻の裏テーマは『パート2』です。

なぜならこの作品自体が“続編もの”だからですね。

 

主人公のジーン監督は“映画オタク”が、そのまま映画の世界に飛び込んで映画監督になったような男の子で、彼に備わっているのは

 

良い映画を撮る

この能力だけです。

 

前巻でも彼には何もありませんでした。

ただ映画を観て映画を撮る、普段はオドオドしてコミニケーションも最低限しか取れないような、はたから見れば本当にろくな人物ではありませんでしたが、

今巻ではその部分はそのままにプラスして、“良い”映画を作るためにはなりふり構わない”姿勢”を見せてくれます。

 

それははたから見るととっても滑稽なことだったり、マネができないような事だったりもしますが、ジーン監督の中にあるのはただ一点、「僕に撮らせてください」という気持ちです。

 

僕たちは“やりたいこと”があっても、何かを言い訳にしてやらないことの方が多いです。

それは大人になるにつれ増えてきて、そんな言い訳や妥協が上手になっていきます。けど、本当はできないことなんか何もなくて、やるかやらないかの差だけです。

 

ジーン監督にあるのは、「映画が好き」これだけです。

しかし彼はそれだけを武器に闘います。僕たちも好きを突き詰めれば、できないことなんてきっと無いはずです。

 

好きなことがあるということはとても幸せなことだし、それに携われていることは素敵なことです。

 

ホリエモンこと堀江貴文さんも著作の中で『好きなことを仕事にしよう』とおっしゃられていますけど、正に、この漫画の中のジーン監督や周囲の人たちは「好きのその先」の領域で生きています。

 

大ヒット作の続編監督を任されたジーン監督。

その出来栄えはどうだったのか?またそこから始まる第二幕はどんな結末を迎えるのか?

 

恥ずかしながら私、作品を読んで、また号泣メーンになってしまいました。

 

映画というか、作品を産み出すロジックなんかについても書かれているのでクリエイター志望の方にもオススメです。

そしてもちろんパート3も期待しています。

 

 

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