TOP > マンガ新聞レビュー部 > 作家陣、内容、密度――すべてが規格外! 西尾維新原...

はじめに

大斬―オオギリ―という短編集をご存知でしょうか?

9本のお題を基に、西尾維新先生が原作を創り、9名のマンガ家が作品を仕上げる、というモノなのですが…。

 

この作品、比喩抜きで””宝石箱””感がエゲツないです。

「これだけ豪華な作家陣の作品が、1冊の短編集にまとまっているなんて――!!」

そう思うと感嘆のため息が止まらないってもんですよ…。

 

 

拙文ながら、1話1話の概要を紹介していきたいと思います。(以下、敬称略)

※短編ということもあり、あらめに筋を書くだけでも話の6割ほどに触れてしまう可能性があります。

未読の方に最大限楽しんでいただくため、あらすじの記載は最低限にとどめます。

 

『娘入り箱』(漫画:暁月あきら)

娘入り箱
©西尾維新・暁月あきら/集英社

 

まわりから不良扱いされる高校生、兵太郎はある雨の朝、捨てられた一人の少女を保護する。

少女を警察に届けようとしていた兵太郎だが、ある日少女が収められていた「箱」の不思議なチカラに気づいてしまい――⁉︎

 

『RKD-EK9』(漫画:小畑健)

RKD-EK9
©西尾維新・小畑健/集英社

 

それは、「天国」の実在が科学的に証明された世界。

現世で相当数の「善」を積んだ人間のみが行ける死後の楽園「天国」を目指し、化学マニアの3人は悪戦苦闘するが――。

 

『「何までなら殺せる?」』(漫画:池田晃久)

何までなら
©西尾維新・池田晃久/集英社

 

「進化して高等ないきものになるほど、私達は嫌嫌殺すようになる」―――。

冷夏は問い、考える。自分は何までなら殺せるのか、何から先が殺せないのか。

 

『ハンガーストライキ!』(漫画:福島鉄平)

ハンガー
©西尾維新・福島鉄平/集英社

 

現代科学の粋を集めて作られた空手道着「ノーバウンド」。

それを着ることで格闘大会を勝ち進める小浦突子は、自身のことを「服をかけとくハンガーみてえなもんだ」と揶揄する。

迎えた大会決勝戦、勝敗の行方やいかに―――。

 

『恋ある道具屋』(漫画:山川あいじ)

道具屋
©西尾維新・山川あいじ/集英社

 

意中の女性を落とすため、怪しげな道具屋から指輪を買った島根くん。

相手の指にはめさえすれば無条件でメロメロにできるとのことだが、当然危険なリスクも存在し…。島根くんの明日はどっちだ。

 

『オフサイドを教えて』(漫画:中山敦支)

オフサイド
©西尾維新・中山敦支/集英社

 

サッカー部を引退したばかりの伊島くんのところに飛び込んできたのは、サッカーど素人の大房さん。

「さあ!あたしにオフサイドを教えてよ!」

大房さんは無事オフサイドを理解できるのか。そして、大房さんがオフサイドを知りたがる理由とは…。

 

『どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い』(漫画:中村光)

願い
©西尾維新・中村光/集英社

 

主人公は、12年に一度開催される殺し合いの儀式「十二大戦」で優勝した男。

彼には優勝者の権利として「どんな願いでもたったひとつだけ叶える」ことが可能となった。

彼は語る。「…何かいざ何でも叶うとなると、願いって結構面倒…。」

苦悩の果てに、彼は何を願うのか。

 

『僕らは雑には学ばない』(漫画:河下水希)

雑学
©西尾維新・河下水希/集英社

 

「ところで博士先輩、知ってました?カバの汗ってピンク色らしいですよ?」

気づいたら、助手子は博士先輩に連れられてアフリカ大陸に来ていた。

「学ぶとは!即ち自ら味わうことじゃ!」

カバ探索を経て、助手子は何を"学ぶ”ことができるのか。

 

『友達いない同盟』(漫画:金田一蓮十郎)

友達いない
©西尾維新・金田一蓮十郎/集英社

 

忘れ物をした時、お弁当の時、二人組を作らなきゃいけない時…。

ボッチには数多くの難関が存在する。そんな時お互いを助け合うのが、「友達いない同盟」。

同盟メンバーの五十音と百舌子は、休み時間を切り抜けるために今日もどーでもいい話題に興じていく。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

ここまで記事を読んでくださった方々も、

「えッッッ、この話全部、ひとつの短編集で読めちゃうのッッッ!?」

と思ってしまったのではないでしょうか。

信じてもらえないかもしれないのですが…、ええ、ハイ。

読めてしまうんです…。

 

この後におよんで私がどうこう言うのもおこがましいのですが、本当に1話1話が素晴らしすぎる出来となっております。未読の方はぜひ一度、ご覧あれ。

 

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