TOP > マンガ新聞レビュー部 > 忖度一切ナシ!『正直不動産』が教えてくれる正しい物...

正直物はバカを見る。

そんな言葉が日本には古来から伝わっています。

 

特にビジネスの世界では、

『商人と屏風は直ぐには立たぬ』

なんて格言もあるくらいです。

 

しかし、正直であったが故に幸を為したという物語も世の中には沢山あったりします。 

 

本日紹介するこの漫画『正直不動産』もそんなお話。

になればいいなぁ。

 

正直不動産(1) (ビッグコミックス)
著者:大谷アキラ
出版社:小学館
販売日:2018-01-12

 

 

『正直不動産』は作画を大谷アキラセンセイが、原案を夏原武センセイ、脚本が水野光博センセイがそれぞれ担当をされている作品で、ビックコミックにて連載中。

先日最新3巻が発売されたばかりです。

 

正直不動産(3) (ビッグコミックス)
著者:大谷アキラ
出版社:小学館
販売日:2018-09-14

 

 

主人公・永瀬財地(ながせざいち)は、自身が務める登坂不動産のナンバーワン営業マン。

口八丁、手八丁、売るためには、多少強引な手法や、嘘を織り交ぜる営業スタイルに賛否はあるものの、常にトップの成績を残してきました。

 

もちろん外車にタワーマンションと、イケてるビジネスマンを体現してこの世の春を満喫してきましたが、とある日、とある土地での地鎮祭にて石碑と祠を壊して以降、彼に大きな異変が起こります。

 

それはなんと『嘘がつけない』人間になってしまったのです。

 

 

それからというもの嘘をつこうとすると、口から出てくるのは、本当の事ばかり。

『正直営業』によって、言わなくてもいいことを言ってしまい、お客様からは怒られ見放され、もちろん営業成績はがた落ちとなります。

常にトップだった成績は、ズルズルと下降線を描いて落ちていってしまう。

 

不味いと思っても抗えず、口から出てくる『正直』な意見を言わずにはいられません。

しかし幸か不幸か、この永瀬の口から放たれる言葉は『不動産業界』でまかり通っている、言わば悪しき監修を暴いて我々読者に教えてくれます。

 

安い物件にはやっぱり穴があるし、人にはちょっと教えられない裏事情、物件オーナーの都合等。

 

本来はそんなことを表に出してしまえば、当たり前だけど、お客さんは契約してくれません。

だからこそ不動産営業マンは、あの手この手で営業をかけます。そこには良くも悪くも【嘘】が盛り込まれてたりもします。

 

しかし永瀬は【嘘】という武器が使えなくなったため、『どうせ嘘が付けないのなら』と“正直営業”を武器に成績トップの座に返り咲こうと決意をしますが、いかんせん味方にも煙たがられるし、上司には目をつけられ、苦戦の連続です。

 

上司の妨害に加え、最新刊ではかつての自身のような悪どいセールストークをする社員の登場と、苦戦どころか、自身の進退すらも危うくなってきます。

 

 

そんななか永瀬はどうやって顧客を作り、“正直”を武器にこの『千三つ(=千のうち三つしか正しい情報がない) 』と言われる不動産業界を渡り歩いて行くのかが楽しみになってきたこの作品。

 

不動産業界だけでなく、土地建物に関する法律情報などもあわせて描かれているので、これからマイホーム購入や、引越し等をお考えの方にピッタリな作品になっています。

もちろん漫画としてもよく出来た傑作なので、オススメです!

 

 

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