TOP > マンガ新聞レビュー部 > 今夏アニメの最有力は『アンゴルモア 元寇合戦記』だ...

歴史ファンタジーの超大作!

歴史に基づいたファンタジーものと言えば、よく取り上げられるのは戦国時代や幕末期、あとお隣中国の三国時代や、今だと春秋戦国時代なんかも熱い。

 

でも、日本存続の危機という大事件にもかかわらず、教科書でもほとんど一瞬で終わってしまって、漫画作品になったのは初めてかもしれないのが、今作で取り上げられている元寇(げんこう)だ。

 

たかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記』

 

1200年代、まだ日本は鎌倉時代と呼ばれていた頃、チンギス・ハーンが創設したモンゴル帝国は瞬く間にアジアから東ヨーロッパまで征服し、ユーラシア大陸を横断する大帝国となった。

まさに世界最大最強の侵略者が、海を越えて日本を襲ったのが元寇なのだ。

 

しかもあまり知られていないが、この元寇で派遣された艦隊は当時世界最大規模の大艦隊だったと言われており、まだ火縄銃もなく刀や弓だけで戦争をしていた日本との戦力差は、まさに天と地ほどあった。

 

そして、この作品で今現在描かれているのは、博多港の攻防戦ではなく、その前の拠点作りとして狙われた対馬での戦いである。

小さな島でろくな軍もなく、戦力でもない島民たちを守りながら、世界最大の艦隊を相手にする…なんという絶望感。

 

だからこそ、たかぎ先生の絵の迫力も相まって、ヒリヒリするような攻防から目が離せなくなるのだ。

アニメのクオリティも凄いぞ!

そんな本作がアニメになると聞いた時からテンションMAXで放送日を待っていたが、実は正直少しだけ不安もあった。

 

漫画でここまで圧倒的な迫力や緊張感が表現されていると、なかなかアニメでこれを見せるもしくは超えることは、特に最近のCGを多様する表現だと個人的には動きが滑らかになる分迫力は弱くなると思っているので、難しいのではないかと心配だったのだ。

 

だが、今回のアニメは良い意味で昔ながらの手描き(っぽい)表現がベストマッチしていて、しかもかなりしっかりと細かなところまで描き込まれているので、一話目の数分ですぐに不安は感動に変わった。

今夏も多くのアニメが放送されているが、きっと間違いなくこの作品はヒット最有力の筆頭だと思うし、アニメを見て面白さを知った方はぜひ漫画の方も読んで欲しい。

 

モンゴル帝国は二度日本に攻め寄せ、博多港どころかまだ対馬での戦闘も続いているので、きっとまだまだ長く続く超大作になるはずだ。

 

>>『アンゴルモア 元寇合戦記』をDMM電子書籍で読む

 

アンゴルモア 元寇合戦記(1) (角川コミックス・エース)
著者:たかぎ 七彦
出版社:KADOKAWA / 角川書店
販売日:2015-02-10
  • Amazon

この記事に類似する記事

▶マンガがお得に買えちゃう情報満載!

人気のコメント

新着コメント

ログインして
すべての人気のコメントを見る

ご自身のTwitter、Facebookにも同時に投稿できます。

《マンガ新聞》公式レビュアーの方はログイン
 ※新規ゲストのログイン機能は準備中となります

利用開始をもって
《利用規約》《個人情報の取扱について》
同意したものとみなします。
ログインメニューに戻る
ログインメニューに戻る
パスワードを忘れた方は
《パスワード再設定》を行って下さい。
ログインメニューに戻る