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個人的に「終わり方が芸術的だったマンガ 第1位」に輝く『鋼の錬金術師』
出てきた伏線をこまめに回収しながら、ぶっとい伏線回収を感動のラストで締めくくる流れは、本当に気持ちよかったです。巻数が増えてもファンが飽きない理由はこんなところにあるんでしょう。


その作者・荒川弘先生が描くファンタジーの最新作がこの『アルスラーン戦記』です。
 

アルスラーン戦記(1) (週刊少年マガジンコミックス)
著者:田中芳樹
出版社:講談社
販売日:2014-04-09
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原作は『銀河英雄伝説』などで有名な、田中芳樹氏が手がけておられます。
これだけでも面白そうな匂いがプンプンしてくるのですが、私は残念ながら原作となる小説は読んでいません(すみません)。

 

インターネット上のコメントを読むと、

「第一話はオリジナル要素強めだが、以降は原作に忠実」

「原作の挿絵などはファイナルファンタジーシリーズで有名な天野氏が手掛けていたが、そのイメージが覆った」

という原作ファンによるコメントが多かったようです。


小説と漫画ではこんなところが違う! といった発見は他の方に譲るとして、このレビューでは原作を読んでない人に向けて本作の魅力を紹介したいと思います。

第1巻からいきなり波乱の幕開け・・・

主人公のアルスラーンは強国「パルス」の王子。『鋼の錬金術師』のエドのような痩せ型でポニーテールの外見に、アル(人間のとき)の表情を足したようなビジュアル。ちなみにアルスラーンは金髪でなく銀髪です。

 

この「パルス」という国はめちゃくちゃ強くて、隣国との戦争では連戦連勝。中に住む人々は凱旋した兵士たちを見ても侵略戦争がすぐ隣に迫っていることを知りません。
主人公のアルスラーンが優しいけれど気が弱くて頼りなさげな青年に育ってしまったのは、そんな強国の栄華に守られていたからと言えるでしょう。

 

そして、ついに迎えたアルスラーンの初陣。敵は不気味な印象のルシタニア軍。
これを迎え撃つアルスラーンの父であるパルス国王、アンドラゴラス三世は「剛」が似合う人物で、強気な性格と強固な肉体を持つ、歴戦の勇者です。

 

いよいよ開戦の時。一抹の不安を覚えるアルスラーンをよそに、アンドラゴラス三世は自慢の騎兵隊に敵軍への突撃を言い渡す! 最強と謳われたパルス騎兵は敵陣を激しく衝く!!

 

(c)荒川弘・田中芳樹/講談社
(c)荒川弘・田中芳樹/講談社

自陣の勝利に何の疑いも持たないパルス軍。

しかしアルスラーンの不安は的中し、なんと国王が信頼を寄せていた部下の裏切りが発覚してしまうのです。

 

パルス軍は一方的に蹂躙され、戦況は最悪の状況に。壊滅状態のパルス軍に追い討ちをかける敵軍ルシタニア。
自陣の最前線にいたアルスラーンは一体どうなってしまうのか!?

 

マンガならではの魅力満点!

農業高校で悪戦苦闘する様を描いた『銀の匙 Silver Spoon』ではあまり見られなかった、荒川弘先生の体中の関節をグリグリ使ったようなアクションも健在。
コミカルで活き活きとしたキャラクターも、真っ黒なベタ塗りの描写で恐怖感を演出するシーンも魅力たっぷりです。

 

これからも楽しみなマンガです。ぜひ!!

 

アルスラーン戦記(9) (週刊少年マガジンコミックス)
著者:荒川弘
出版社:講談社
販売日:2018-05-09
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