TOP > マンガ新聞レビュー部 > 【SCOOP!】山上憶良と藤原不比等確執の真実!『...

ミニマリスト、世に憚る

タイムスリップものって結構定番のネタですよね。

歴史を知っている現代人が過去に行っちゃって、未来に帰る方法を探したり、知識を武器に成り上がったり、でも歴史を変えたら未来まで変わっちゃうって葛藤したり…

 

ただ、今回タイムスリップしたエリートサラリーマン山上(やまがみ)氏は、そんな王道展開には何の興味もないようです。

 

石川ローズ『あをによし、それもよし』

 

シンプル・イズ・ベストを掲げるミニマリストの山上氏がタイムスリップした先は奈良時代。

しかも藤原不比等が権勢を誇り、天平文化が花開くなど、穏やかな泰平の世。

 

普通だったらあまりにも低い文明レベルに現代人は耐えられないような環境ですが、なにせ山上氏はミニマリスト。

 

現代では捨てたくても捨てられないものがあってミニマリスト道に限界を感じていた彼にとって、何もないシンプルな生活、そして添加物の一切ないオーガニックな食事なんてパラダイスでしかないようです。

 

そんな彼を見付け、面倒を見てあげることにした心優しい男が、まだ当時従八位の末端役人だった小野老(おののおゆ)。

そう、後に従四位下まで昇進し、奈良時代を代表する歌人のひとりとなる小野老です。

 

そんな彼の元に来たのが山上氏…『やまがみ』なんだけれども『やまのうえ』と呼ばれ始める…。

 

はい、もうおわかりですね。

山上氏は、後の山上憶良(やまのうえのおくら)その人なのです。

 

山上氏と小野氏は(というか主に山上氏のネタを小野氏がパクって)

山上氏が覚えていた短歌の言葉を武器に、同時代のライバル大伴旅人との枕詞バトルなどを越えて、歌人としての評価や官位を順調に得ていきます。

 

そして、そんな山上氏の前に立ちはだかる藤原不比等(ふじわらのふひと)。

実は不比等もまた現代からタイムスリップしてきた男でした。

 

現代にいた頃、カリスマミニマリストとして山上氏の憧れの存在だった不比等ですが、権力者となったことでミニマリスト精神を忘れ、贅の限りを尽くすようになったその姿に、山上氏は彼と敵対関係を宣言します。

 

今後この二人のバトルの行く末はどうなってゆくのか。

 

…あ、知識を武器に成り上がる鉄板ルートはちゃんと踏んでましたね(笑)

正直、奈良時代の歴史なんて教科書でちょっと覚えたくらいの知識しかないので、いろんな意味で今後の展開から目が離せません(笑)

あと、実際のマンガは熱いバトルものでも全然ない、かなり穏やかな日常系ギャグマンガなのでご了承ください。

 


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