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少女はあの日、サナギから蝶になった『転生少女図鑑』

転生って言葉に騙された!だけど…
最近世間的にもうちのお店(DMM電子書籍)でも、異世界転生とか異世界召喚(転移)ものが大フィーバーしてまして。次々といろんな出版社さんから新しい異世界系シリーズが出てくるんで、片っ端から読み漁ってるんですよ。
で、この作品も転生って書いてあるからまた新しい異世界転生モノかなと思って読んでみたんですが、全然異世界関係なかった!!
いや…ある意味異世界っちゃ異世界なのか…?
ただ、めちゃくちゃ面白かったんでご紹介いたします!
子供から大人へと姿を変える瞬間
人間って、基本的に少しずつ身体を子供から大人へ成長させていく生き物ですよね。
その中でも、思春期真っ盛りに訪れる第二次性徴は、心も子供と大人の狭間にあるんで一番大きな変化がある時期だと思うんです。
もし、そんな時、声変わりとか髭が生えてくる、もしくは胸が膨らんでくるみたいな変化じゃなくて、虫のようにサナギになったり、蛇のように脱皮したりみたいな劇的な変化があったら…ある意味全く新しい自分に一瞬で生まれ変わる。
しかも、殻を破ったその姿が、性別すらも変わってしまっていたら、これはもう転生と言ってもおかしくない。
心が子供から大人へ。
身体が男から女(女から男)へ。
もし繊細な思春期の子供たちにそんな劇的な転生が起きたら、目の前に新しく広がる異世界はどんな風に映るんでしょうか。
非現実的だからこそ、いろんなことを感じ、考えさせてくれる。
この図鑑はちょっと不思議で、でもとても純粋な彼女たちの転生の物語です。
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