TOP > マンガ新聞レビュー部 > 中年オヤジの夢のギャルセックス体験を実現させたある...

女性の気持ちほどわからないものはない。一般的な人の気持ちを想像するのが難しい以上に、女性の気持ちが分かりにくいのは生理などによって気持ちのアップダウンが激しいのと、それが人によってまちまちだからだ。とにかく予想もつかない複雑さと言えるだろう。

 

さらにこれも出産に関係することなのだろうが、彼氏がいるのといないのでは相手のセックスに対する姿勢が全然違うことが多い。男性は軽い気持ちで浮気するケースが多いのだが、ビッチでない女性(これまた外見や言動だけではビッチかどうか判断できない)はほぼ浮気をしない。しても最後の一線が越えられないケースが多いだろう。

そして浮気相手の対象が中年オヤジにもなってくると、ますますガードが固くなる。恋愛フォルダではなく「おじさん」フォルダに問答無用で入れられてしまうことも多い。

 


そんなハンデを背負っても、いつまでも若い女の子が好きな中年オヤジは多い。そしてこの作品『もて介』の主人公のように、黒ギャルが好きという性癖があるひともそれなりに存在するだろう。それは輪をかけて難しいというのは想像できる。

しかしこの作品では、そのハードルをぐっと下げる魔法が主人公に授けられる。女の子の心を読む能力である。

 

人の心を読むのが難しいのは、誰しも相手に対して自分が傷つかないようにバリアを張るからなのは間違いない。

例えばかなり年上の男性に対してギャルは「何だか怒られるかもしれないから怖い」とか思っているかもしれないので「塩対応」をしたりしてるだけなのかもしれない、などだ。

(C)井上 三太(秋田書店)2014

心が読めるとその感情は一変する。

(C)井上 三太(秋田書店)2014


意外や意外に、積極的に優しくされたりすると実は喜んでいたりするのかもしれなかったりするのである。

そう、心を読めるというのはオールマイティなパワーを授けられたようなものなのである。そして主人公は、ギャルにモテモテになってしまうのである。

全く羨ましい話ではあるが、こんなファンタジーなお話はもちろん現実世界では存在しないのだが、参考になるところはある。この作品を読めば、まずは自分が傷つくことを恐れず、相手の懐に飛び込んでいくことが重要だったりすることがわかるだろう。

 

もて介 第1巻
著者:井上 三太
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