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こんな性癖見たことない!どうせ死ぬのなら『女子高生に殺されたい』

 今回おすすめしたい漫画が『女子高生に殺されたい』です。

 

何といってもタイトルがすごい!
殺されたいという欲求も稀なのに、女子高生というワードがつくと、さらに変態味を増しますよね。

 

表紙からはただのエロ漫画的な要素は感じなかったので、
きっと深い闇がある!!と思い、思わず手に取りました。

 

女子高生に殺されたい 1巻 (バンチコミックス)
著者:古屋兎丸
出版社:新潮社
販売日:2015-06-12
  • Amazon

 

誰しも死ぬのは怖い
けど、どうせ死ぬなら安らかに死にたいとか、
惜しまれながら死にたいとか考えたことありますよね。

 

しかし、本作の主人公・東山春人(ひがしやまはると)にとっての最上級の死に方が、女子高生に殺されるなわけです。

 

東山は普通の高校教師です。
どちらかといえば女子生徒から人気があり、ヒガシーと呼ばれ慕われています。

 

そんな彼はある願望に悩まされていました。

 

 

©古屋兎丸/新潮社

 

 

決して自殺願望が強いわけではありません。

あくまで "どうせ死ぬのなら"美しい女子高生に殺されたいだけなのです。

 

学生時代からこの考えが頭に張り付き、考えずにはいられないのです。

 

実は私も学生の頃、GACKTになら絞め殺されてもいい!と思っていた時期がありました(笑)

 

別にGACKT信者だったわけでもなく、テレビで観て"かっこいい!!"

と思う程度だったのですが、なにか惹かれるものがあったのです。

 

東山は、進路について考え出した高2の始めごろから、可愛い女の子を見るたびに襲われるようになった「この子に殺されたい」という自分の欲求がなんなのかを知るため、大学で心理学を学び始めます。

 

 

©古屋兎丸/新潮社

 

オートアサシノフィリア(Autoassassinophilia)とは?

 

自分が殺されることに性的な興奮を覚える性的嗜好で、
殺人事件や強盗事件に遭遇したりして、発症する人もいるそうです。


assassinoにはアサシン、つまり暗殺者や人殺しという意味も含まれています。

 

彼は自分の衝動に名前がついていることを知り、
他にも自分と同じような人がいるんだ、と安堵を覚えます。

 

そこから彼は、これまで漠然と「可愛い子に殺されたい」だったのが、「女子高生に殺されたい」とターゲットが明確になっていき、ついには女子高生に殺されるための計画を練り始めます。

 

計画書をつくり、ターゲットを決めて近づき、信頼を勝ち取っていく。

もはや女子高生に殺されるためだけに生きているのです。

 

 

 

©古屋兎丸/新潮社
©古屋兎丸/新潮社

 

 

普段の落ち着いた雰囲気とは裏腹に、時折覗く狂気に満ちた裏の顔。

人は自分の欲望のためにこうまで狂っていくのか。そう思わせた一コマです。

 

 

 

©古屋兎丸/新潮社

 

 

古屋兎丸先生は、とにかく絵がうまくて、グロテスクなのに美しいのが特徴的。

 

人の抱える闇の深さに引き込まれます。

リアリティのある狂気がここまで表現できるのはすばらしい!

 

全2巻で完結する漫画です!

ぜひヒガシーの計画を見届けてみてください!

 

 

女子高生に殺されたい 2巻(完) (バンチコミックス)
著者:古屋兎丸
出版社:新潮社
販売日:2016-08-09
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