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どーも!
漫画家こしのりょうです。
 
私は「猫」と暮らしています。アビシニアン。
もう、10年以上一緒にいるのですが、なかなか「彼女」のことはわかりません。
甘えるように寄ってきたり、かまおうとすると逃げて行ったり。
それでも、家に帰ると、まず「彼女」をさがします。「ただいま」と言いたいからです。
彼女は寝てるか、ツンとあっちを向き歩き回ってこっちなんかみてくれませんが。笑
 
彼女が家にくる十数年前まで、私は「猫」が苦手でした。
苦手というか、飼ったことがないので「どう対処していいか、わからなかった」というのに近いんでしょうね。
そう、「おじさま」のように。
今日ご紹介する漫画は「桜井 海」さん作『おじさまと猫』
 
おじさまと猫 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスpixiv)
著者:桜井海
出版社:スクウェア・エニックス
販売日:2018-02-22
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とあるペットショップ、1歳、すっかり成猫になり売れのこってしまった「ブッサイク」な猫を「おじさま」が「とても可愛い」と買うところから始まります。
 
作者の桜井さんが、あとがきで触れてらっしゃいました。
「ペットショップを通ると、度々目に入る成猫、言葉では言い表せない気持ちを漫画にしていました」
たしかに、わたしも思います。「どうなるんだろう、この子達は・・・」
その思いを1話目の4pでこの漫画は救ってくれるのです。
もう、猫に限らず、ペットと暮らしてる読者にはたまらない展開です。
 
そうそう、もう一つ
この「ブッサイク」な猫「ふくまる」の気持ちが描かれていること。
ホントはね、猫はどう思ってるかなんてわかりませんよ。
でもね、こう思ってくれてたら嬉しいなーと思えることを言ってくれるのです。
 
え?そんなの飼ってる人間のエゴ?
いいんです!それで!!と私は思います。
 
私は「好き」とか「嬉しい」とかね。
ついつい人に合わせてしまうことあるんですよ。
人が「これ、いいよねー最高」というから、自分は「そこまでいいかな?」と思ってても
でもこの人がいいとと思ってるし、この人の気持ち害しちゃいやだなー
だから「オレもいいと思ったんですよー」なんて言っちゃうんですけどね。
自分に自信がない時はとくにね。
 
でも、本文にある一節を読んで、思ったわけです。
「うちの子が一番可愛い」
「その言葉に、誰かの同意が欲しいわけじゃない」
「ふくまるに出会ってわかった」
「飼い主はそう言いたくて、言いたくて、仕方がないだけなのだ」
 
そう、
自分の素直な感情をおしげもなく引き出してくれるのが
ペットという存在なんだって。
「本当に可愛い―好きだー!!」って自信をもって心から言える
だから、とても大切な存在だって。
だから、損得なしで愛情を注げるって。
 
 
「誰が何と言おうと、うちの子が一番可愛い!」
この漫画を読んでさらに声高に叫びたくなりました。
 
おっとっと、つい私の猫話になってしまいましたが
「おじさまと猫」の魅力はそこだけではありません。
それぞれ登場キャラクターのペットにからんだエピソードはどれも温かく、ホロリとさせてくれます。
 
猫と暮らしてる人はもちろん、ペットがいる皆さんには突き刺さる作品。
そして、ペットを飼っていない皆さんも「ペットいいかもー」と思える作品。
 
もう、売れまくってますが、もっともっと多くの方々に届けたい作品です!
超絶オススメです。
 
さぁ、今日も「ただいま」を言いに帰るかな、「彼女」に。

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